カリキュラム

学習・教育目標

原子力分野の高度技術者は、原子力施設の安全な運転と健全な維持管理、様々な課題の分析と解決、そしてこれらの活動の監督と指導、さらには原子力技術と社会との接点という重要な役割を担います。そのためには、専門分野における高度な専門性に加えて、着実な学識を基盤とした思考力、複合事象を科学的に分析し解決する能力、および組織を適正に取りまとめる力等が求められます。
当専攻は、高度な原子力専門家として知識、能力、問題解決力、マネージメント力、リーダーシップ、コミュニケーション力、倫理の養成を目的とした標準修業年限1年の専門職大学院です。当専攻における学習教育成果の一部は、国家資格である原子炉主任者、核燃料取扱主任者の一次試験一部免除として認定されます。
本専攻では、以下の1~6を学習および教育の目標としています。

  1. 原子力技術分野に関する基礎学理を修得する。自身の専門性にとどまることなく、広範な原子力技術の基礎を学ぶ。
  2. (1)に基づき原子力技術分野における高度の専門知識及びこれを実務に応用できる能力を修得する。
  3. (1)および(2)に基づき原子力技術分野における様々な複合的な問題を科学的に分析し、課題を設定、解決できる能力を修得する。
  4. 継続的に学習できる能力を養う。(注)
  5. 原子力技術分野に関する実務を行うために必要な実践力、説明責任能力、コミュニケーション能力、協働力、マネージメント力等を修得し、社会・人間関係スキルを養う。
  6. 技術倫理を理解し、その倫理規範に則り職務を遂行する能力と態度を養う。

(注)継続研鑽能力の解釈としては以下の二つが考えられます。 複数科目の学習事項を関連付けて原子力技術分野における課題、問題を科学的かつ総合的に理解する能力を養う。 最新知見の取得に務め自らの専門の深化と拡張、および新分野への持続的関心と新知識取得を継続的に実施し、取得した知識を自身の業務(専門)と関連付けて理解する姿勢を養う。


学習教育目標と科目との関連

体系的な原子力教育のために、多くの講義、豊富な演習、充実した実験・実習を用意しています。これらは、前ページの学習と教育の目標(1)~(6)に対応して原子力専攻の科目は編成されています。下図は、各科目の主な講義内容に基づいて、学習と教育の目標(1)~(6)との相関を示したものです。技術者にとって必要となる様々な知識、知見、態度が身につくことが分かります。これ以外にも、基礎から応用、実用など、科目間の関連性、発展性についても体系的に構成されています。

学習教育目標と科目との関連

学習教育目標と科目との関連

カリキュラムの特徴として、理工系科目に限定されない広範な原子力学を体系的かつ確実に習得することができるようになっています。特に、リスク認知とコミュニケーションなど、現代の原子力学になくてはならない非技術的分野まで学ぶことができます。また、ほぼすべての授業科目には対応した演習科目が用意され、実際に手や頭を動かすことにより講義内容の理解を深めています。さらに、日本原子力研究開発機構などの近隣の原子力機関の協力により豊富な実験・実習を実施し、知識・能力の実践が可能です。


カリキュラムの特徴

本専攻では、体系的な原子力教育を行うべく、多くの講義、豊富な演習、充実した実験・演習を用意しています。カリキュラムの特徴として、多くの必修科目により広範な原子力学を体系的かつ確実に習得することができるようになっています。特に、リスク認知とコミュニケーションなど、広義の原子力学になくてはならない非技術的分野まで学ぶことができます。また、ほぼすべての授業科目に対応した演習科目を実施し、実際に手や頭を動かすことにより講義内容の理解を深めています。さらに、日本原子力研究開発機構などの近隣の原子力機関の全面的な協力により豊富な実験・実習を実施し、取得した知識・能力の実践についても経験することができます。

本専攻のカリキュラムは、午前は講義中心、午後は演習や実験・実習が中心です。

夏学期は4月~7月、冬学期は10月~2月です。夏・冬学期の終わりの2週間および8月下旬~9 月上旬は試験期間となっています。また、夏季休業期間中には、インターンシップ実習、原子炉実 習・原子炉管理実習が用意されています。

本専攻の教育指導には、東京大学の専任教員10名、客員教員3名(2016年7月現在)に加え、日 本原子力研究開発機構等から40人以上の非常勤講師や特別講師があたります。原子力国際専攻の教員も教育に協力します。また、日本原子力研究開発機構等の協力のもとに、研究用原子炉、NUCEF(核燃料サイクル安全工学研究施設)、プラントシミュレータ、原子力緊急時支援・研修センター等のような、他にほとんど例のない優れた設 備を利用して、実験・実習を行います。

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教育プログラム

(年度によって変更の可能性があります。)

原子力専攻の教育プログラム

カリキュラム編成

(年度によって時間割は多少変更されることがあります。)

カリキュラム編成の例(夏学期)

カリキュラム編成の例(夏学期)

入学者数と国家試験合格者数の推移

原子炉炉主任技術者

核燃取扱主任者