平成18年1月11日
A.共同利用の形態
平成17年度よりこれまでの学内共同利用を大幅に見直し、原子力専攻の全国共同利用Hシリーズとして学外利用者の課題申請も認めることとしました。また、利用形態は一般プロジェクト研究ならびに重点プロジェクト研究に変更されます。
B.利用対象設備
重照射研究設備(HIT)の加速器と各種装置、実験室。ならびにブランケット棟の一部。
詳細は管理部にお問い合わせ下さい。
C.研究課題の採択プロセス
1.利用希望者から重照射管理部へ課題申請に関する相談を受けます。
(特に新規申請の場合は必ず相談下さい)
2.利用希望者から重照射管理部へプロジェクト研究申請書の提出。共同利用管理室取りまとめ。
3.予備検討:2月初めに重照射設備利用幹事会にて検討。
4.安全審査:2月3日専攻打合せ会にて審査。場合によって原子力安全管理委員会にて再審査。
5.課題承認:2月10日ライナック・重照射実験計画委員会にて課題審査と承認。
(注)この間、必要に応じ上記委員会等にて説明を求めることがあります。(別途連絡)
6.4月17日より共同利用開始
D.研究の区分
一般プロジェクト研究:
・ マシンタイムや実験スペースの配分の有効性が認められた課題
・ 16年度までの一般研究に相当
重点プロジェクト研究(期間3年程度):
・ 緊急課題や大型プロジェクトなど執行中または予定されており、集中的利用が認められた課題。
・ 複数のグループを管理部がとりまとめることにより設備利用の効率化が認められ、将来的に大型プロジェクトに発展することが期待される課題。
(注意事項)
新規に重点プロジェクト研究に申請される場合には、審査の資料としてこれまで一般研究で行ってきた成果を申請書に必ず添付して下さい(形式自由)。
また、採択されましたテーマについても半期毎に見直しを行いますので、重点プロジェクト研究として継続を希望する場合は改めて申請書の提出を御願い致します。継続を希望する場合には、重照射委員会にて研究の進展具合を客観的に評価するために、目標達成の度合い、年次計画等の資料を申請書に必ず添付して下さい(形式自由)。
ライナック・重照射実験計画委員会などでの検討によって、重点プロジェクト研究から一般プロジェクト研究(あるいはその逆)への変更をお願いすることがありますので御了解下さい。
E. マシンタイム期間
4月17日から9月29日までの、月曜日から金曜日。
ただし調整期間や3ヶ月点検期間を含みます。
詳細はHITホームページの平成18年度運転予定表を参照下さい。
また、下半期については夏に再度募集いたします。
F. 実験申込書
今期より申請書書式を若干変更いたしました。新しい様式をご使用下さい。申請者の捺印欄を省略しましたので、電子メールで申請してください。研究テーマ代表者ないし施設内幹事からの申請に限ります。本人確認は別途させていただきます。
G. 定時外責任者及び運転有資格者の認定願
放射線発生装置管理規程に基づいて加速器が運用されています。同規程では「定時外責任者」及び加速器の「運転有資格者」を認定する必要があります。新規認定が必要な方は提出下さい。
H.「放射線業務従事者証明書」の提出
毎年度放射線業務従事者証明書及び健康診断・教育訓練の記録のコピーを提出して下さるようお願いします。 これらは毎年当該年度分の書類の提出を必要としますので、実験開始日を締め切り日とします。
I.参加者名簿について
共同利用形態変更に伴い、隣接する原子炉やライナックと同様「施設内幹事」制度を導入します。この制度は実験メンバーの中に原子力専攻職員である施設内幹事を置くことにより、連絡体制や安全管理の徹底を図るものです。従ってこの欄には、事前に相談の上で重照射管理部あるいは原子力専攻の職員名を記載してください。
実験参加代表者(正)(副)には、来所して実際に実験に参加する職員の名前と連絡先を記載してください。テーマ代表者や施設内幹事と重複しても差し支えありません。
J. 学会発表等
論文、学会等への発表の際には、重照射研究設備を利用したことを記載することと、その別刷もしくはコピーを重照射管理部に送付することを必ず守って下さるよう御願いします。
K.運転経費の負担について
平成10年度より、加速器運転経費と運営配算額の差額の一部を利用者の皆さまに負担いただいております。最近の実績では、バンデグラフが約17,400円/日、タンデトロンが約7,400円/日となっております。18年度も上記原則に変更ありませんが、具体的算定法などは検討中です。予めご了解くださいますようお願いいたします。例年、課金額は11から12月頃に確定します。