2.3 放射線が物質を分解する性質を使う
放射線が分子を分解する結果、分子が小さく壊れたり、あるいは、より大きい分子を作ったりする性質も色々なところで使われています。
イオン化する性質を使う
放射線が物質をイオン化することを直接利用することが出来ます。例えばAm-241を組み込んだ煙感知器があります。Am-241から出てくるアルファ線が絶え間なく空気をイオン化して電流を流していますが、そこに煙の微粒子が入ってきて電流を遮ると、アラームが作動するようになっているのです。
蛍光灯のグロー放電管にも、ベータ線源を用いて放電が確実に起こるようになっているものがあります。