放射化した試料からガンマ線が出てくるので、これを高分解能のガンマ線測定器で測ります。

ガンマ線のエネルギーから、どのような元素が入っているかが分かります。またガンマ線の強度から、その元素の量が分かります。

このような方法を「放射化分析」と呼んでいますが、放射化分析は百万分の一よりもずっと少ない極めて微量の元素を簡便かつ正確に、試料を壊さないで(非破壊)測定することが出来る優れた分析技術です。

多くの分野の研究者達が放射化分析を用いて、元素分析をしています。日本でもその数は少なくありません。

どんな人が放射化分析で何を調べているの?

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