4号炉 平成19年 原子炉反射体溶接部異常について
(06/16 16:15)
 JRR-4の長期運転停止に伴う説明会にて

 6/16定刻より「JRR-4の長期運転停止に伴う説明会」が行われました。
 結果から言いますと、
 ”問題のあった反射体を含む全33本の反射体を新たに作成し、平成21年6月末より利用を開始する”
 ということでした。

 ここで説明に使用された資料については、「原子力機構研究炉利用課ホームページの最新情報」
 に掲載されましたので、こちらをご覧ください。

 「利用者説明会試料」(PDF 868kB)


 この度のJRR-4原子炉施設の運転停止では、利用者の皆様に多大なご迷惑を
 おかけし誠に申し訳ございません。深くお詫び申し上げます。
 本報告での内容は、本日原子力科学研究所における利用者説明会で用いました資料
 『http://rrsys.tokai-sc.jaea.go.jp/rrsys/HTML/new/pdf/200806161.pdf
 と同様のものです。
 また、今回の報告を持って「JRR-4原子炉施設の運転停止について」を終了
 させていただきます。
 一刻も早くJRR-4原子炉施設の運転を再開するため研究炉加速器管理部一丸
 となって対応しておりますので、今後ともご理解とご協力の程よろしくお願い
 申し上げます。

(06/06 16:41)
 JRR-4の長期運転停止に伴う説明会開催のお知らせ

 拝啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
 当機構の施設利用に関しましては、平素から格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
 さて、研究用原子炉JRR-4は、平成19年12月28日に反射体要素1体の外筒部の割れを発見し、
 本年1月以降の運転を見合わせ全ての反射体要素の点検を実施してきました。
 割れた当該反射体要素については、解体して詳細に検査したところ、吊り手部と胴部の
 溶接部に内部黒鉛反射材の膨張が原因と思われる割れを確認しました。また、割れていな
 い反射体要素も放射線透過試験の結果、15体に黒鉛が予測以上に膨張していることを認め
 ました。
 これらの状況から、機構は新たな反射体要素の製作と交換が必要と判断し、原子炉の停
 止期間を平成21年6月末まで延長し、運転再開に向けた諸対応を実施することとしました。
 つきましては、本件に関する説明会を下記のとおり開催いたしますので、ご出席頂きま
 すようお願い申し上げます。また、説明会において使用しました資料は、研究炉利用課の
 ホームページに掲載しますので、欠席される方はそちらを参照してください。

 今回の運転停止により、利用者の皆様方には、大変御迷惑をお掛けいたしますが、何卒
 御理解と御協力の程よろしくお願い申し上げます。
 敬具

                記

    1.東海説明会
    ○日時:平成20年6月16日(月) 15:30 〜16:30
    ○場所:原子力科学研究所 JRR−1講義室

    2.東京説明会
    ○日時:平成20年6月23日(月) 15:00 〜16:00
    ○場所:日本原子力研究開発機構 東京事務所 第1会議室
    (東京都千代田区内幸町2丁目1番8号 新生銀行本店ビル)
    *:東京説明会に参加される方は事前登録(所属・氏名・連絡先)が
    必要となりますので、6/17(火)までに以下までお知らせください。

    研究炉加速器管理部 研究炉利用課 計画調整係
    TEL : 029-282-5591
    eメール:kenkyuro-riyou@jaea.go.jp

 なお、開放研では、6/16の説明会終了後、内容についてご報告いたします。

(05/30 15:15)
 反射体異常による運転停止の続報

  この度のJRR-4原子炉施設の運転停止では、利用者の皆様に
  多大なご迷惑をおかけし誠に申し訳ございません。深くお詫び申し上げます。
  反射体要素異常に係る運転停止の続報)として下記に作業の進捗状況を
  お知らせいたします。

               記

1.反射体要素の異常発生原因の調査対応について
  原子力科学研究所内のホット試験施設に於いて、溶接部に割れが発生した反射体要素を
  分解した結果、黒鉛反射材の膨張により反射体要素の吊り手部と胴部の溶接部に割れが
  生じたことが明らかになりました。

2.他の反射体要素の健全性確認について
  他の反射体要素について、放射線透過試験を行い、黒鉛が予測以上に膨張していること
  を確認しました。
  このため、反射体要素の製作と交換が必要と判断し、
平成21年6月末まで、さらに運転を
  
停止することとしました。

3.説明会開催について
  JRR-4利用施設利用者各位の皆様に対して、6月中旬頃、来年度の運転スケジュールも含
  め黒鉛反射体の膨張の原因及び再起動に向けての取り組みについて、説明会を開催する
  予定です。今後ともご理解とご協力の程よろしくお願い申し上げます。

(05/16 18:39)
 反射体異常による運転停止の続報

  この度のJRR-4原子炉施設の運転停止では、利用者の皆様に
  多大なご迷惑をおかけし誠に申し訳ございません。深くお詫び申し上げます。
  反射体要素異常に係る運転停止の続報)として下記に作業の進捗状況を
  お知らせいたします。

               記

1.反射体要素の異常発生原因の調査対応について
  原子力科学研究所内のホット試験施設に於いて、異常のあった反射体要素を分解した結果、
  他の反射体要素の健全性に影響を及ぼす要因を発見しました。

2.他の反射体要素の健全性確認について
  原子力科学研究所内のホット試験施設に於いて、窪み等が見つかった反射体要素11体の健全性
  確認を行い、アルミ被覆材に貫通等がないことが確認できました。
  一方、上記1.の結果を反映し、反射体要素について、5月19日(月)から放射線透過検査を行い、
  黒鉛とアルミ被覆材の位置関係を確認します。また、その結果を運転計画の判断に活かすこととし
  ております。

  6月以降の運転計画につきましては、5月30日(金)に配信を予定しております。
  また、今後の情報提供につきましては、定期的に作業の進捗状況をご案内する所存ですので、
  ご理解とご協力の程よろしくお願い申し上げます。。

(04/30 17:30)
 反射体異常による運転停止の続報

  この度のJRR-4原子炉施設の運転停止では、利用者の皆様に
  多大なご迷惑をおかけし誠に申し訳ございません。深くお詫び申し上げます。
  反射体要素異常に係る運転停止の続報)として下記に作業の進捗状況を
  お知らせいたします。

               記

1.反射体要素の異常発生原因の調査対応について
  原子力科学研究所内のホット試験施設に於いて、異常のあった反射体要素の溶接部を切り出し、
  電子顕微鏡観察を実施しております。その結果を、原因究明に反映することにしております。

2.使用中の反射体要素及び保管中の反射体要素の健全性確認について
  窪み等が見つかった反射体要素11体について、健全性確認のため原子力科学研究所内の
  ホット試験施設に輸送しました。

 (04/16 11:43)
 反射体異常による運転停止の続報

  この度のJRR-4原子炉施設の運転停止では、利用者の皆様に
  多大なご迷惑をおかけし誠に申し訳ございません。深くお詫び申し上げます。
  反射体要素異常に係る運転停止の続報)として下記に作業の進捗状況を
  お知らせいたします。

               記

1.反射体要素の異常発生原因の調査対応について
  異常のあった反射体要素は、原子力科学研究所内のホット試験施設に於ける寸法検査
  及び外観検査を実施しました。4月中を目処に原因究明することにしております。

2.使用中反射体要素及び保管反射体要素の健全性確認について
  窪み等が見つかった反射体要素11体のうち6体について、追加調査を行うため
  原子力科学研究所内のホット試験施設に輸送しました。

 (04/04 13:49)
 反射体異常による運転停止の続報

  この度のJRR-4原子炉施設の運転停止では、利用者の皆様に
  多大なご迷惑をおかけし誠に申し訳ございません。深くお詫び申し上げます。
  反射体要素異常に係る運転停止の続報)として下記に作業の進捗状況を
  お知らせいたします。

               記

1.反射体要素の異常発生原因の調査対応について
  異常のあった反射体要素は、原子力科学研究所内のホット試験施設に於ける
  寸法検査及び外観検査を実施しました。
  今後の原因究明に反映することにしております。

2.使用中反射体要素及び保管反射体要素の健全性確認について反射体を点検した結果、
  反射体要素11体に窪み等が見つかったことから、原子力科学研究所内のホット試験施設に
  於いて、追加調査を行うことにしております。

  今後の情報提供につきましては、定期的に作業の進捗状況をご案内する
  所存ですので、ご理解とご協力の程よろしくお願い申し上げます。

 (04/01)
  反射体異常による運転停止の続報(原子力機構週報 (3/22 〜 3/28)より関係箇所抜粋 )

  反射体要素1体の溶接部に割れが見つかり(H19/12/28)、本年1月以降運転を見合わせて
  全ての反射体要素の点検を進めたところ、11体に窪み等を確認したことから、更に5月末まで
  詳細な点検を実施いたします。

 (03/25 17:43)
 反射体異常による運転停止の続報

  この度のJRR-4原子炉施設の運転停止では、利用者の皆様には多大なご迷惑を
  おかけし誠に申し訳なく、深くお詫び申し上げます。

  反射体要素異常に係る運転停止の続報として下記に作業の進捗状況をお知らせいたします。

              記
1.反射体要素の異常発生原因の調査対応について
  異常のあった反射体要素は、原子力科学研究所内のホット試験施設に於いて、
  寸法検査、外観検査等を実施しています。
  今後、破面観察、金相試験等を予定しています。

2.使用中反射体要素及び保管反射体要素の健全性確認について
  使用を予定している反射体要素の一部について行う調査の計画、準備を進めています。

  今後の情報提供につきましては、定期的に作業の進捗状況をご案内する所存ですので、
  ご理解とご協力の程よろしくお願い申し上げます。

 (03/14 13:39)
 反射体異常による運転停止の続報

  この度のJRR-4原子炉施設の運転停止では、利用者の皆様には多大なご迷惑を
  おかけし誠に申し訳なく、深くお詫び申し上げます。

   さて、2007年12月28日に第1報としてご報告しました反射体要素異常に係る
  運転停止の続報をお知らせいたします。 

  これまでに、当該反射体要素の異常発生原因の調査と並行して、その他の
  反射体要素についても健全性の確認を行ってきました。その中の一部の反射体要素に
  ついては、より詳しく健全性を確認することとしました。

  このため、先にお知らせした3月末までの運転停止期限を、
当面5月末まで延長し、
  調査を継続することとなりましたのでご報告させていただきます。  
  今後の情報提供につきましては、定期的に作業の進捗状況をご案内する所存ですので、
  ご理解とご協力の程よろしくお願い申し上げます。


 
 (03/13 10:00)
  反射体異常による運転停止の続報

  4号炉の運転再開については、現状変わりなく、3月末までの日程は未定のままです。
  そのため4月以降の運転日程も決定がなされておりません。

  皆様には大変ご迷惑をおかけしておりますが、今しばらくお待ちください。
  4月以降の日程など情報が入り次第、ご連絡差し上げます。

 (02/01 17:24)
 反射体異常による運転停止の続報

 1月7日(月)から開始しておりました、全反射体の水中カメラによる外観検査等の
 健全性確認が終了し、画像データの解析をはじめました。
 また、難航しておりました溶接部に割れが発見された当該反射体の抜き取りも、
 2月1日に終えることができました。今後は、早急に当該反射体を検査施設に移動し、
 原因究明を行なうとともに、運転再開に向けた監督官庁との対応を進めます。
 
 本日の段階では、先にご案内した3月末までの運転停止予定に変更はありませんが、
 今後につきましては、状況が変わり次第、速やかにご案内いたします。

 (01/18 16:06)
 反射体異常による運転停止の続報

 昨年12月28日にJRR−4原子炉の反射体1体に異常があることが観察されました。
 水中カメラ等により全ての反射体の外観検査を行っておりますが、作業終了までには、
 もうしばらくの時間を必要とします。
 また、これらの作業とともに文部科学省への説明も進めていきたいと考えておりますが、
 現時点では、運転再開の見通しを説明できる状況に至っておりません。
 以上の状況を踏まえ、当面の間、3月末までの運転スケジュールを未定とさせて
 いただきます。

 〔利用停止期間について〕
 反射体は、20本の燃料要素の周りに36本装荷されており、そのうちの1本の反射体上部の
 溶接部に割れがあることが観察されました。1/7(月)より、水中カメラ等により全ての反射体
 の外観検査を行っております。なお、異常が発見された反射体は、溶接部に割れがあることか
 ら、抜き取りには特別の治具がを必要とするため、現時点では、まだ、抜き取り出来ない状態
 です。このため、作業終了までに、もうしばらくの時間を必要とします。
 また、これらの作業とともに文部科学省への説明も進めていきたいと考えておりますが、現時
 点では、運転再開の見通しを説明できる状況に至っておりません。
 以上の状況を踏まえ、当面の間、3月末までの運転スケジュールを未定とさせていただきます。
 作業進捗につきましては、今後も適宜、報告させて頂き、運転計画のは詳細が決まり次第、
 お知らせします。

 1.対  象  施  設:JRR-4
 2.運転停止予定期間:平成20年1月8日〜3月末日

 (01/10 19:02)
 反射体異常による運転停止の続報

 1/7から炉内の全燃料要素を抜き取った後、全反射体を抜き取り、水中カメラによる外観検査
 等の健全性確認調査を実施しております。
 本日(1/10)現在、反射体36体のうち、約半数の健全性確認調査が終了しました。残りの反射
 体の健全性確認調査を引き続き行います。
 結果を受けて、運転再開に向けた対応を検討し、その結果を速やかにお知らせいたします。
 (01/04 15:40)
 反射体異常による運転停止の続報

 年末、年始休暇期間中及び本日まで、当該反射体及び炉心上部の目視点検、放射線測定
 等を1日1回実施し、安全確認を実施してきました。
 来週1月7日からは、炉内の全燃料要素を抜き取った後、全反射体を抜き取り、水中カメラに
 よる外観検査等の健全性確認調査を実施する予定です。
 反射体の健全性確認調査結果を受けて、運転再開に向けた対応を検討し、その結果を速や
 かにお知らせいたします。
 (12/28 18:01)
 JRR-4原子炉施設の運転停止について(お知らせ)

 本日(12月28日)、JRR-4原子炉の反射体に異常があることが観察されました。
 つきましては、平成20年1月8日から予定の利用運転をしばらくの間、停止させて頂きます。
 今後の情報につきましては、詳細が決まり次第お知らせいたします。
 (12/28 14:28)
 JRR-4の炉心構造物である反射体の一部が破損しました。
 原因究明等を行うため、最短でも1月中の運転再開は不可能になります。
 御迷惑をお掛け致しますが、御了承下さい。