【中性子応力測定装置RESA-2の廃止について】

 JRR-3の中性子応力測定装置として、これまでRESA-1とRESA-2をご利用いただいてまいりました。 このうちRESA-2は、応力測定ニーズ増加に伴う慢性的なマシンタイム不足解消のために平成19年度に立ち上げ、 その後、小型試料の応力測定や集合組織測定などに活躍してきました。 一方、平成21年度からは、大強度陽子加速器施設J-PARCの工学回折装置「匠」が利用運転を開始し、 さらに、現在では、iMATERIAによる集合組織の迅速測定が可能になりつつあります。 これにより、RESA-2の当初の目的は達成されたと考えられることから、 平成27年度中にRESA-2を廃止することにいたしました。 今後はRESA-1の高度化に資源を集中し、さらに効率的な応力測定環境を整備していく予定です。 これまでのRESA-2のご利用に感謝申し上げますとともに、RESA-1につきましては、 これまでと変わらずご活用くださいますようよろしくお願いいたします。