研究成果名

連続スペクトル中性子ビームの実効エネルギ決定治具を開発

研究成果の概要

中性子ラジオグラフィは通常連続スペクトルを有するビームのもとで実施される。本研究により、冷・熱中性子領域のビームの実効エネルギーを決定する方式を提案し、これを実現する治具を開発した。現在、この治具を5個作成し、米国・カナダ、ヨーロッパ、アジア諸国の各装置に貸与することで、系統的な実効エネルギー測定を実施している。既にこの治具を用い、国外7カ国、11種のビーム、国内5カ所、20種のビームの実効エネルギーを値付けしている。

研究成果の国民生活・経済への寄与の内容

中性子のエネルギースペクトルは透過特性に直接影響を与えるが、この治具により、従来不可能であったビームの相互比較を可能とし、透過特性の解析と評価を容易にした。

成果に関する国際的な評価

関連する研究成果は逐次国際会議に公表、各種プロシーディングス、Nuclear Instruments and Methods等のジャーナルに多数の論文を発表している。現在、本研究で開発した治具は米国のASTMの標準とすべく、提案の準備を進めている。

その他

原研施設利用共同研究。

(研究代表者:小林久夫 立教大学)