研究成果名
新規水酸化ネプツニルの合成

研究成果の概要

これまで、β-NpO2(OH)2（斜方晶系）とNpO2(OH)2.H2O（斜方晶系）が知られていた。新たに、NpO2(OH)2.H2O（六方晶系）、NpO2(OH)2.xNH3.yH2O（六方晶系）およびα-NpO2(OH)2（斜方晶系）を合成し、粉末 X線回折とNp-237メスバウアースペクトルにより同定した。

研究成果の国民生活・経済への寄与の内容

核廃棄物処理の基礎的研究として重要である。

成果に関する国際的な評価

ネプツニウム化合物のNp-237メスバウアースペクトルによる構造化学的研究は、世界的に極めて少ない。

Synthesis of neptunyl(VI) hydroxides and their 237Np Moessbauer spectra: T. Saito, J. Wang, T. Kitazawa, M. Takahashi, M. Takeda, M. Nakada, T. Nakamoto, N. M. Masaki, T. Yamashita and M. Saeki, J. Radioanal. Nucl. Chem., 239, 319 - 323 (1999).

その他

大学・原研プロジェクト共同研究　バックエンド化学プロジェクト研究

（研究代表者：竹田満洲雄　東邦大学）