(1) 構成
原子炉の苛酷事故においては溶融炉心の移行を生じるが、溶融炉心は輻射や水との 接触により凝固したり、崩壊熱により再融解したりする。これを現象論的に予測す るため、粒子法による溶融・凝固を伴う熱流動問題の数値解析手法の開発を行なっ ている。溶融・凝固の計算モデルについては、各粒子について温度とエンタルピの 2つの変数を持たせ、固相と液相の中間の状態を許すようなものを考えている。