1.2 放射線

レントゲンがx線を発見したのは今から101年前でした。このx線は極めて低い圧力の気体の中で放電を行わせると発生して、この気体を閉じこめたガラス管の壁から美しい緑色の光を出させました。このようなx線はガラスを突き抜けて数メートルの距離まで届いて写真乾板を感光させることもできます。

このような目に見えないけれど貫通力が大きくて写真乾板を黒化させるものがウランやトリウムからも出ていることを発見したのがアンリ・ベクレルやカール・シュミットという科学者たちでした。




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