自然の放射線量の分布

自然放射線の量は日本全体でも分布していて、左の図からわかるように、北海道、東北地方で放射線量が少なく、関西・中国・四国地方で放射線量が高めになっています。

これは、放射線同位元素を取り組んでいる花崗岩地帯が西の方で多いためです。

関東平野は火山灰地のために、ガンマ線の量が少なくなっています。

世界でも放射線量の大きい地域と小さい地域とがあります。大地からの放射線の量が特に高い地域としては下記のものが有名です。これらは日本の平均的な値の10倍以上という高い放射線量ですが、一番最後のポソス・ド・カルダス市の丘の上以外の場所には、住民が住んでいます。

地名

年間の自然放射線量

放射線の源

インド・ケララ地方

年間 3.8 ミリシーベルト

トリウムを含むモナザイトの砂

イラン・ラムサール市

年間 6 ミリシーベルト

ラジウム温泉(保養地)

ブラジル・ガラパリ市

年間 8-15 ミリシーベルト

モナザイトの砂

ブラジル・ポソス・ド・カルダス市の丘の上

年間 250 ミリシーベルト

トリウム・ウラン・ラジウムなどを含む火山性の岩石

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